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ホーチミン市人民委員会のボー・バン・ホアン副主席はこのほど、医療施設への行き来など必要性が高い場合のタクシー運行について、交通運輸局の提案を承認した。市では新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の市中感染が拡大していることを受けて、タクシーを含む公共交通機関の運行が一時停止されている。
これにより、ビナサンタクシー[VNS](Vinasun)の200台とマイリンタクシー(Mai Linh Taxi)の200台の計400台の運行が認められたことになる。病院や医療施設などで待機するタクシーにはフロントガラスに貼るシールが配布される。各タクシーは、通常通りの料金を請求できる。
市人民委員会は19日、新型コロナの感染防止策強化に関する指示第10号/CT-UBNDを公布し、市内の公共交通機関の運行を一時停止するとした。これには路線バス、省・市をまたぐ固定路線の長距離バス、タクシー、配車アプリによるチャーター車(9人乗り以下)が含まれる。
マイリンタクシーの代表によると、病院から退院する際に大半の人はタクシーかチャーター車を利用していたが、一時停止措置が出されて多くの人が途方に暮れていたという。代表は、負傷して医療施設に向かう場合の利用も歓迎するとしている。