(C) tuoitre 写真の拡大. |
ホーチミン市10区人民委員会は20日朝、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の疑陽性者が新たに1人確認されたとして、この患者がX線撮影に訪れた同区ホアハオ医療センター(Medic)に患者の受け入れ停止を指示した。
10区の保健当局は現在、ホアハオ医療センターを訪れた疑陽性者のこれまでの行動歴を追跡している。同センターのファム・タイン・ハイ医師によると、ホーチミン市疾病管制センター(HCDC)の指示のもと、既にセンターは患者の受入れと診察を停止しており、封鎖と消毒作業が進められている。
今回疑陽性となった患者は5月19日朝、結核の疑いがあったことから、診察とX線撮影のために同センターを訪れた。その後、5区のファムゴックタック病院に移送されて、コロナウイルス検査を受けたところ、1回目の検査で陽性判定となった。
今回見つかった疑陽性者は58歳の女性で、直近数日に市内で確認された感染者らとの接触はなく、北中部地方トゥアティエン・フエ省出身の感染者との接触があったとされている。
地元メディアによると、この女性は3区の食堂で働いている。保健当局は20日朝から、前述のホアハオ医療センタ―の他に、この食堂 兼 民家がある3区グエンディンチエウ(Nguyen Dinh Chieu)通りの287路地を封鎖して検疫を展開している。
なお、ホーチミン市熱帯病病院は同日午前、この女性の検体を検査し、新型コロナウイルス陽性を確認した。保健当局は、女性が住む民家の路地から、まずは濃厚接触者15人を割り出して隔離しウイルス検査を実施した。