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保健省の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する4日午後の発表によると、南中部沿岸地方ダナン市で市中感染者1人が新たに確認された。
また、海外からの入国者10人の感染も確認され、うち5人は日本から、3人はインドからの入国者だった。
5日午前は新規感染者がいなかった。5日午前の時点でベトナム国内の新型コロナ累計感染者数は2996人、死者数は35人となっている。
4月27日以降に確認された市中感染(うち1人は入国後の隔離期間終了後に陽性)は7省・市の計38人。内訳は、◇ハナム省:14人、◇ビンフック省:14人、◇ハノイ市:4人、◇北部紅河デルタ地方フンイエン省:2人、◇南中部沿岸地方ダナン市:2人、◇西北部地方イエンバイ省:1人、◇ホーチミン市:1人。
ダナン市で確認された新規の市中感染者(2989人目の感染者)は、4月30日からダナン市ハイチャウ区で仕事をしていた。これに先立ち同じくダナン市で感染が確認された2982人目の感染者の接触者(F1)で、4日の検査で陽性となった。2982人目の感染者については感染源が明らかになっていない。
市中感染の拡大を受けて、全国各地で感染対策を強化している。また、保健省は公共の場への外出や不要不急の集まりなどを自粛するよう呼び掛けている。
ハノイ市では3日午後5時から、市内の遺跡や宗教施設を閉鎖し、路上の飲食店やカフェを休業としているほか、4日以降は幼稚園、小学校、中学校、高校の登校を停止し、自宅でのオンライン授業に切り替えている。
同市ではこれに加えて、5日午前0時からマッサージやスパ、映画館、ジム、運動場などにも休業措置を適用している。
新型コロナウイルスワクチンの接種状況について、3月8日から5月4日午後4時までに計58万5539人が接種した。