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保健省の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する30日午後の発表によると、日本からベトナムに帰国し隔離期間終了後に陽性となった2899人目の感染者に関連する市中感染者4人が新たに確認された。また、海外からの入国者10人の感染も確認された。
30日午後の時点でベトナム国内の新型コロナ累計感染者数は2928人、死者数は35人となっている。
新たに確認された市中感染者4人のうち2人は北部紅河デルタ地方ハナム省在住で、いずれも2899人目の感染者の親族。1人は2899人目の感染者の妻(2908人目の感染者)の接触者(F1)、1人は2899人目の感染者のF1だった。
また、別の市中感染者2人はハノイ市バックタンロン工業団地の労働者で、2899人目の感染者の友人(2911人目の感染者)のF1だった。
隔離期間終了後に陽性となった2899人目の感染者は、4月7日に日本からベトナムに帰国し、南中部沿岸地方ダナン市で21日まで隔離措置を受けていた。隔離期間中の3回の検査では陰性だったが、隔離期間を終えてハナム省に戻った後に体調不良を訴え、29日に陽性と判明した。
市中感染が再発していることを受けて、ハノイ市は30日午前0時から、ホーチミン市は30日午後6時から、カラオケやバー、ディスコなどの営業を一時停止している。
なお、これに先立ち西北部地方イエンバイ省でインドから入国したインド人専門家らが滞在する隔離ホテルの従業員が陽性となった件では、感染者のインド人専門家4人とホテル従業員1人から、いずれもインド型の変異株が確認された。