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北部紅河デルタ地方ハナム省当局の29日午前の発表によると、4月7日に日本からベトナムに帰国し、南中部沿岸地方ダナン市で21日まで隔離措置を受けていたベトナム人1人(男性・28歳)が、隔離期間を終えてハナム省に戻った後に新型コロナウイルス陽性と判明した。
この男性は、隔離期間中の3回の検査では陰性だったが、隔離終了後の24日にのどの痛みや発熱の症状が出たため地元の診療所を受診し、新型コロナウイルス検査を受けたところ陽性の結果が出た。現在は2回目の検査の結果待ちだという。
この男性は22日にハナム省に戻ってから知人などと接触していた。当局は接触者(F1)として32人を、F1の接触者(F2)として200人を特定し、隔離措置を適用するなど対応を急いでいる。また、この男性が居住する同省リーニャン郡ダオリー村クアンニャン村落(thon Quan Nhan, xa Dao Ly, huyen Ly Nhan)を一時封鎖している。
また同日、北中部地方ゲアン省でも日本からベトナムに帰国した後に陽性となった2795人目の感染者と隔離ホテルで同室だった1人が、3回目の検査で陽性となった。新規陽性者も日本から帰国し、14日からゲアン省のホテルで隔離措置を受けていた。2795人目の感染者は20日に3回目の検査で陽性となり、個室に移ったという。
なおこれに先立ち、西北部地方イエンバイ省でもインドから入国したインド人専門家らが滞在する隔離ホテルの従業員が陽性となっており、海外からの入国者に起因する感染拡大が懸念されている。
最終更新:2021年4月29日 16:14 JST