(C) baodautu |
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響が続いていることを背景に、在宅勤務やゲーム・動画視聴などのオンラインエンターテインメントが広がる中、ノート型パソコンの売れ行きは好調が続いている。
FPTリテール[FRT](FPT Retail)が運営する、携帯電話やタブレット、ノート型パソコンの販売に特化した「FPTショップ(FPT Shop)」では、新型コロナの影響によりゲーム用ノート型パソコン(ゲーミングPC)の売れ行きが2020年に入ってから以前と比べて特に好調となり、2020年通年の販売台数は2万台余りに達した。
こうした状況が1年以上続いていることにより、ノート型パソコンの販売台数全体に占めるゲーミングPCの販売台数の割合は30%まで拡大し、2017~2018年の約10%から大きく膨らんだ。
スペックが高いゲーミングPCはゲームだけでなく、オンライン授業やオフィスワークはもちろんのこと、グラフィックデザインなど高機能を要する業務にも対応できるため、汎用性も高い。値段も1台約1500万VND(約7万1000円)からと、以前よりも安くなっている。
eスポーツが盛んな日本や中国、韓国などと同じように、ベトナム国内でもゲーミングPCの需要が著しく高まっている。こうした中、デル(DELL)などのパソコンメーカー大手は、ベトナム市場に新製品を優先的に投入する構えを示している。