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ベトナム祖国戦線幹部育成科学研究センターと地域社会開発研究サポートセンター(CECODES)、国連開発計画(UNDP)は14日、ベトナムの各省・市における「統治・行政・管理効果指数(PAPI)」の2020年版調査結果を発表した。
PAPA調査は2011年から10年連続で実施されており、2020年版は全国63省・市の1万4732人を対象に調査が行われた。調査結果は、中央政府や地方自治体が政策改善の指標として活用している。2020年版のPAPI指標は、前年と同様に以下の8つの指標から評価された。
◇国民の参加度合い
◇公開性・透明性
◇国民に対する説明責任
◇公共部門での汚職取り締まり
◇行政手続き
◇公共サービスの提供
◇環境ガバナンス
◇eガバナンス
調査結果によると、PAPIが最も高かったのは東北部地方クアンニン省の48.81ポイントで、前年から2ランク上昇した。指標別で見ると同省は、◇公開性・透明性、◇公共部門での汚職取り締まり、◇公共サービスの提供の3指標でも最高レベルの評価を受けた。
PAPIの2位は南部メコンデルタ地方ドンタップ省の46.96ポイント、3位は東北部地方タイグエン省の46.47ポイント。同2省はそれぞれ環境ガバナンス、国民の参加度合いの指標で首位に立っている。
一方、ハノイ市は最も低いレベル、ホーチミン市は中低レベルに入っている。
最高レベルに分類された16省・市のほとんどが東北部地方、北中部地方、南部メコンデルタ地方に属している一方、最低レベルとなった16省・市が西北部地方、南中部高原地方、南中部沿岸地方に集中している。
「公共部門での汚職取り締まり」の指数は改善し、直近10年間で最高となっている。これは2016年から行われている汚職撲滅キャンペーンによるもの。さらに、「国民に対する説明責任」の指数も2016年から2020年まで堅調に上昇している。
「土地使用権証明書の発給を受けるために賄賂を渡す必要がある」と回答した人の割合は32%で、前年を上回った。