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韓国統計庁が、2020年における婚姻件数と離婚件数の統計を発表した。全体の年間婚姻件数は前年比▲10.7%減の21万3500件、年間離婚件数は▲3.9%減の10万6500件だった。婚姻件数は9年連続減少し、昨年は過去最低を記録。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行による景気停滞で結婚を先延ばし、もしくは断念したとみられる。
韓国人と外国人との婚姻件数は▲35.1%減の計1万5300件。うちベトナム人女性は3136人で前年比▲53.3%減少したが、国籍別では6年連続のトップを記録した。ベトナムに次いで多い国籍は中国(2524人)、タイ(1735人)などだった。
ベトナム人男性の婚姻件数は米国(1101人)、中国(942人)に次ぐ501人だった。前年比では▲21.6%減ったが、国籍別では5年連続で3位となっている。
一方、韓国人と外国人の離婚件数は▲10.5%減の計6200件だった。ベトナム人妻との離婚件数は▲3.8%減の1408件で、国籍別では全体の2位となっている。トップは中国(1674件)、3位はフィリピンとタイ(229人)。離婚数が多い外国人妻の国籍が中国、ベトナム、フィリピンの順となるのは、2010年から不動だ。
また外国人夫との離婚件数でベトナムは+20.6%増の117件だった。これは中国(742件)、日本(337件)、米国(241件)に次ぐ多さ。ベトナム人夫の離婚件数は2017年から増加を続けており、2020年に限ってみると2桁増加したのはパキスタン(+15.0%増の46人)と共に2か国のみとなっている。