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国内の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を完全に制御下に置くべく、北部紅河デルタ地方ハイズオン省共産党委員会は、同省で首相指示第19号/CT-TTgにもとづく感染予防措置を3月31日まで適用することを要請した。
ハイズオン省は国内の新型コロナ第3波の震源地となったが、徹底した隔離措置と封じ込め策の成果により、新規感染者が減少している。既にほとんどの企業が営業を再開し、農業生産や商品流通も通常通り行われている。
しかし、一部の地域では感染予防対策が徹底されていないケースもあることから、省共産党委員会はこのまま感染症を抑え込むべく、3月18日から31日まで首相指示第19号/CT-TTgにもとづく措置を適用し、一部の村や居住区の封鎖を継続するよう求めた。
なお、16日午前の時点で国内の累計感染者数は2559人となっており、1月28日以降に確認された市中感染は13省・市の計903人で、このうち719人がハイズオン省で確認されている。同省では現在も濃厚接触者(F1)1448人が集中隔離措置を受けている。
首相指示第19号/CT-TTgでは、祭りなどのイベントや宗教施設での儀式、公共の場に大人数で集まることを禁止している。この他、カラオケ、マッサージ、バー、ディスコなど不要不急のサービスも営業停止となる。