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ホーチミン市人民委員会は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の市中感染が市内で拡大していることを受けて、同市1区歩行者天国グエンフエ(Nguyen Hue)通りで開催予定の「フラワーロード2021」の開幕式を執り行わず、会期中の入場時間も午前8時から午後17時に制限することを実行委員会に指示した。
これは、市人民委員会が8日午後に開いたCOVID-19予防対策に関する緊急会議で、テト(旧正月)期間中の感染予防対策の一つとして決定したもの。
2004年から始まり今回で18回目の開催となる2021年のフラワーロードでは、歩行者天国になっているグエンフエ通りの噴水からトンドゥックタン(Ton Duc Thang)通りまでの720mの区間に設営される。今年のフラワーロードは、2021年2月9日(火)から15日(月)まで(旧暦12月28日から1月4日まで)開催予定。
市内ではこの数日で市中感染による新規感染者が急増。これにより、様々な憶測が飛び交っているが、市人民委員会は市民に落ち着いて行動するよう求めており、保健省が提唱する「5K」(◇マスク着用、◇消毒、◇ソーシャルディスタンス、◇大勢で集まらない、◇健康申告のベトナム語の頭文字)を順守して、テト中も不要不急の外出を控えるよう指導している。