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保健省は1日、英国の製薬大手アストラゼネカ(AstraZeneca)などが開発する新型コロナウイルスワクチンの輸入・流通を許可した。
アストラゼネカは2021年に新型コロナウイルスワクチン(0.5ml)3000万回分をベトナム側に納入する。1人につき2回の接種を受ける必要があり、1500万人分となる。3月までに納入が始まる見通し。
保健省はまた、米国ファイザー(Pfizer)製ワクチン、米国モデルナ(Moderna)製ワクチン、ロシア製ワクチン、中国製ワクチンの調達に向けて各国と引き続き交渉中だ。
同省は外国産ワクチンを調達するほか、◇ナノゲン社(Nanogen)、◇保健省傘下のワクチン医学生物学研究所(IVAC)、◇第1ワクチン生薬製造会社(同VABIOTECH)、◇ワクチン生物製剤研究製造センター(同POLYVAC)の国内4つの組織に国産ワクチンの開発を促している。
1種類目の国産ワクチンとなるナノゲン社が開発中の新型コロナウイルスワクチン「ナノコバックス(Nanocovax)」は第1期臨床試験を終了しており、2月上旬に第2期臨床試験を開始する。
2種類目の国産ワクチンとなるIVACが開発中の新型コロナウイルスワクチン「コビバック(Covivac)」は第1期臨床試験を実施中。第1期臨床試験は2月下旬に終了し、3月中に第2期臨床試験を開始する。
なお、3種類目の国産ワクチンとなるVABIOTECHが開発中の新型コロナウイルスワクチンについては、1~3月期末に第1期臨床試験を開始する予定だ。
最終更新:2021年2月2日 13:51 JST