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保健省傘下のワクチン医学生物学研究所(IVAC)は、同研究所が開発中の新型コロナウイルスワクチン「コビバック(Covivac)」のヒトへの臨床試験について、2月20日に接種を開始すると明らかにした。「コビバック」は2種類目の国産ワクチンとなる。
臨床試験は中央衛生疫学研究所とハノイ医科大学との協力のもと、3期にわたり実施する。約3か月間の第1期の臨床試験に参加するボランティアは120人の予定。
臨床試験が順調に進めば、2022年年初に量産を開始する。当初の年産能力は6000万回分の見通し。
IVACのほか、◇ナノゲン社(Nanogen)、◇第1ワクチン生薬製造会社(保健省傘下VABIOTECH)、◇ワクチン生物製剤研究製造センター(同POLYVAC)の3つの組織がワクチンを開発中。
1種類目の国産ワクチンとなるナノゲン社が開発中の新型コロナウイルスワクチン「ナノコバックス(Nanocovax)」は、第1期臨床試験が最終段階に入っている。現在は第2期臨床試験のボランティアを募集中だ。
3種類目の国産ワクチンとなるVABIOTECHが開発中の新型コロナウイルスワクチンについては、1~3月期末に第1期臨床試験を開始する予定だ。