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ハノイ市ではこのところ、深刻な大気汚染が続いている。上空には数日前から濃い煙霧(スモッグ)が立ち込めており、市民の健康への影響が懸念されている。
煙霧は曇天が続いている中で、畑焼きの煙が建設工事などによる塵(ちり)や砂ぼこり、工場や自動車による煤煙(ばいえん)などと相まったことが発生原因とされる。
同市環境資源局によると、大気質の悪化につながる悪天候は3月頃まで続くと予測されている。
当局は市民に対し、大気汚染が特に酷い早朝と夕方は運動などで外出することを控え、外出時は必ずマスクを着用するよう呼び掛けるとともに、学校などに対し、生徒に屋外活動を行わせないよう勧告。さらに、炭ストーブの使用や野焼き、ゴミ焼却などを行わないよう市民に求めた。