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ベトナム人7人がカンボジア国境から集団で不法入国し、うち4人に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染が確認されたことについて、南部メコンデルタ地方アンザン省警察は刑事事件として立件したと明らかにした。
30日までに新型コロナウイルスの感染が確認されたのは、◇1440人目の感染者(男性・32歳)、◇1451人目の感染者(男性・23歳)、◇1452人目の感染者(女性・31歳)、◇1453人目の感染者(男性・23歳)の4人。別の男性2人は1回目の検査で陰性判定が出ている。残る1人については検査結果がまだ出ていない。
7人は12月中旬にミャンマーを出発し、トラックの荷台に乗ってタイとカンボジアを経由してベトナムに向かった。12月24日未明に船で川を渡り、アンザン省アンフー郡から不法入国した。
その後、女性1人はタクシーに乗って南部メコンデルタ地方カマウ省に向かい、残る6人は7人乗りの乗用車に乗り込んだ。6人を乗せた乗用車を運転していたのはアンフー郡在住のM・V・T氏だった。
T氏は、南部メコンデルタ地方ロンアン省で1440人目の感染者と1452人目の感染者を、ホーチミン市で残る4人を降ろした。T氏は6人が不法入国したことを知っていたにもかかわらず移動を手伝い、不法入国手配ルートに加担したとされている。
なお、1440人目の感染者が24日昼に南部メコンデルタ地方ビンロン省の自宅へ戻った直後に母親が地元当局に通報したことで、事件が発覚した。1440人目の感染者は不法入国のために3700万VND(約16万7000円)を支払ったという。