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2019年8月に中国人の男3人がベトナム人タクシー運転手を殺害し、死体を遺棄した事件で、ハノイ市人民裁判所は11月27日、被告3人に死刑の判決を下した。
死刑を言い渡されたのは、◇ブオン・ドン・ドゥオン被告(27歳)、◇ブオン・ホック・ロイ被告(24歳)、◇チュオン・キエン被告(19歳)の3人。いずれも強盗殺人罪に問われていた。
起訴状によると、被告らは2019年8月8日に中国からベトナムへ不法入国した後、中国と国境を接する東北部地方ランソン省でタクシーをチャーターし、ハノイ市に向かうよう指示した。タクシーを運転していたのは、今回の事件で犠牲になったN・H・Mさん(男性・53歳、ランソン省在住)だった。
Mさんはその途中で殺害され、遺体は殺害現場から70km離れたハノイ市バービー郡のチュンハー橋から川に遺棄された。被告らは、奪ったタクシーでラオスに向かったが、翌9日早朝に西北部地方ソンラ省で車両が故障したため、タクシーを乗り捨てて船で川を渡り、同地方ホアビン省に移動した。3人は同日夜、警察に逮捕された。Mさんの遺体は2019年8月12日にハノイ市ロンビエン区を流れる紅河で発見された。
被告3人は裁判で罪状を全面的に認め、賠償金16億VND(約720万円)の支払いに同意した。