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ホーチミン市人民評議会は12日に開かれた会合で、2021年までの郡・区レベル、村・街区レベルの行政区再編に関する決議を全会一致で採択した。
市東部に位置する2区、9区、トゥードゥック区を合併して全国初の中央直轄市直属の都市とする「東部都市」(仮称:トゥードゥック市=TP. Thu Duc)の設立案も今回の行政区再編の一部となっていた。
会合に出席した2区、9区、トゥードゥック区選出の全議員が「東部都市」構想に賛成し、名称を「トゥードゥック市」とすることについても一致した。
なお、対象となる3つの区でこのほど行われた区民に対する意見聴取では、「トゥードゥック市」という名称について、各区の賛成率は、◇2区:77%、◇9区:96%、◇トゥードゥック区:98%だった。
サイゴン川を挟んで1区と向き合う好立地にあり、都市化が急速に進み富裕層も多い2区区民の間では「トゥードゥック市」という名称に反発する声も多く、「トゥーティエム市(Thu Thiem)」(東部都市の金融商業地域に当たる2区トゥーティエム地域に因む)や「東サイゴン(Dong Sai Gon)」などの名称が提案されている。