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新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の危険性が低い国・地域から外国人専門家や投資家、高技能労働者などの受け入れ、また海外で立ち往生しているベトナム人が帰国するための国際線の定期便運航を再開する計画について、交通運輸省は14日午後に会議を開き、当初予定していた運航再開を一時延期することを決定した。
これに先立ち、政府は交通運輸省の提案のもと、15日からベトナムと韓国、日本、中国、台湾の4か国・地域を結ぶ路線、22日からベトナムとラオス、カンボジアを結ぶ路線の定期便運航を再開する方針を示していた。
しかし、新型コロナウイルス検査や隔離といった入国者の受け入れ計画案がまとまっていないことから、国際線の定期便運航再開は一時延期されることになった。保健省は現在、計画案の策定を急いでおり、17日に新型コロナ予防国家指導委員会に提出する予定。
外交・公用旅券所持者や外国人専門家、帰国希望のベトナム人など、それぞれの入国者に対する入国条件や自己負担となる費用などもまとまっていないため、関連機関がこれについて規定を統一し、明確にする必要があると指摘されている。
また、ハノイ市やホーチミン市をはじめとした各自治体でも具体的な入国希望者数が把握できておらず、宿泊施設の準備や入国者の監視体制、関連費用についての詳細案がまとまっていないのが現状だ。