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保健省と建設省の専門家らは5日午後、南中部沿岸地方ダナン市に設置したティエンソン野戦病院(benh vien da chien Tien Son)を視察した。同施設は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者用の臨時病院。
ダナン市ティエンソン体育館内に病床を設置して臨時病院とすべく、400人の作業員が24時間体制で働き、4日間で完成させた。体育館は面積1万m2余りで、まずは約800床を設置して患者1500人の受け入れ体制を整えた。病床数は最大2000床まで拡大可能だという。
面積4m2毎に壁で区切られたスペースに、ベッドが2つ、扇風機1台を設置。ベッドわきには個別の電源コンセントもあり、スマートフォンの充電などに使用することが出来る。
ダナン市では7月25日に、国内3か月ぶりとなる市中感染者が確認されたのを皮切りに、その後も新規感染者が連日増え、国内におけるコロナ第2波の震源地となっている。6日午前の時点で、これに関連するダナン市の感染者数は193人。特に、クラスター(集団)感染が発生しているダナン病院では、基礎疾患を持つ高齢者らが感染しており、多くが重症化している。