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保健省はこのほど、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)治療計画の第4次改定版で、感染症から回復した人から採取した血漿を重症者に使用することを初めて認め、治療の基準を策定した。血漿提供者は、これまでの回復者の中から選定する。
保健省は既に中央血液学輸血研究所に対し、各関連機関と協力して回復者の血漿の採取、保存、輸送に関するガイダンスを作成するよう指示。ハノイ市の中央熱帯病病院は、採取した血漿を重症者の治療に使用する際のガイダンスを作成している。同病院は現在、回復者に連絡を取って血漿の提供を呼び掛けている。
保健省によると、7月下旬に南中部沿岸地方ダナン市で市中感染が再発したが、患者は高齢者や持病のある人が多い。6日午前時点の国内の死者数は9人で、うち8人が60歳以上だった。9人とも持病があり、長年治療を受けていた。