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新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により中央アフリカの赤道ギニアに足止めされていたベトナム人219人が、ベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)の運航する帰国便で29日にベトナムへ無事到着した。赤道ギニアのバタ空港からの情報によると、219人のうち129人が新型コロナウイルス検査で陽性だという。
219人を乗せたVN06便は28日にバタ空港を出発し、29日15時10分にハノイ市ノイバイ国際空港に到着。帰国者らは16時45分に隔離施設へ移動した。当初は同日午前11時10分に着陸予定だったが、帰国者を乗せた車両がバタ空港に到着するのが遅れたため、赤道ギニアの出発に遅延が生じた。
同便にはいずれも新型コロナに係る帰国便の運航経験が豊富な操縦士5人と客室乗務員8人、技術スタッフ3人のクルーに加え、医師2人と看護師2人が同乗した。乗客全員が防護服とマスク、手袋を着用し搭乗した。
機内は3つのエリアに分けられ、先頭部分がクルー専用、その後ろが新型コロナ陰性の90人、中央から後方にかけてが陽性の129人となり、各エリアはポリ塩化ビニール(PVC)で仕切られた。陽性の乗客を担当する客室乗務員は他のエリアへは移動しないこととし、乗客も他のエリアへの移動が禁止された。