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27日16時17分、西北部地方ソンラ省モックチャウ郡(huyen Moc Chau)で、この日5度目となる地震が発生した。
ベトナム科学技術研究所傘下の地球物理研究所地震津波警報センターによると、震源は同郡の北緯20.925度、東経104.680度地点で、地震の規模はマグニチュード3.3、震源の深さは約8.6kmとされている。
同郡では同日の昼過ぎから連続的に4度の地震が発生。地震の規模は、◇1度目:12時14分(マグニチュード5.3)、◇2度目:12時20分(同3.0)、◇3度目:12時39分(同3.0)、◇4度目:15時52分(同3.8、震源の深さ約12km)だった。
1度目の地震が発生した時点での同省災害対応捜索救助委員会事務局の速報によると、郡内の一部の人民委員会の庁舎や各地の文化施設などで地盤沈下や壁のひび割れ、天井の落下、物品の落下、電気系統による火災の被害が確認されている。
グエン・スアン・フック首相は今回の一連の地震発生を受けて、ソンラ省、西北部地方ホアビン省、同ライチャウ省の当局に対して民家や公共施設、灌漑および水力発電ダムの被害状況の調査を要請した。また、事故や破損等の被害を確認した場合は、作業の安全を確保したうえで迅速に復旧作業にあたるよう指示した。