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3日に南中部沿岸地方クアンガイ省ビンソン郡(huyen Binh Son)にあるベトナム人民軍のT1刑務所から脱獄した受刑者が18日、2週間ぶりに逮捕された。
逮捕されたのは、チエウ・クアン・ス受刑者(男・29歳、東北部地方タイグエン省出身)。ス受刑者は元兵士で第1軍区に所属していたが、軍から頻繁に逃亡しインターネットカフェでゲームに興じていた。
2012年にはハノイ市で強盗殺人事件を起こし、第1軍区の軍事裁判所から殺人罪、強盗罪、軍逃亡罪で終身刑を言い渡され、T1刑務所で服役していたが、2015年11月に脱獄。翌12月にハノイ市のインターネットカフェで発見・逮捕された。
ス受刑者は2度目の脱獄後、ビンソン郡で地元住民から携帯電話とバイクを奪い、ハイバン峠に身を潜めた後、徒歩で南中部沿岸地方ダナン市に移動し、ミーケービーチで遊び、夜はベンチで寝ていたという。
7日に同地方クアンナム省ホイアン市に移動。旧市街を散策した後、同日夜に同省タムキー市に移動した。14日に市内のインターネットカフェを訪れ、18日に逮捕されるまで約4日間にわたりここで寝泊まりしていた。
インターネットカフェのオーナーがス受刑者を不審に思い警察に通報し、逮捕に至った。さらにス受刑者は、セオム(バイクタクシー)やヒッチハイクなどで移動し、その間に6つの窃盗事件を起こしていたことも分かっている。