(C) Tuoi Tre 写真の拡大. |
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策の一環として実施された社会的隔離措置が解除されてから1か月が経つが、ホーチミン市のベンタイン市場では依然として販売区画の50%以上が休業または廃業し、閑散としている。
ベンタイン市場の主要な客層が外国人観光客であることから、海外からの入国規制の影響を受け、多くの販売区画はシャッターを閉めており、中にはテナント募集の張り紙をしている区画もある。
ベンタイン市場で飲食店を経営して20年の店主は社会的隔離措置の解除後に営業を再開したが、テト(旧正月)以降損失が続き、売上は以前の30%相当にまで落ち込んでいるという。これまでは朝から午後7時ごろまで営業していたが、最近では午後2時には店じまいだ。これまでどうにか頑張ってきたが、これ以上は持続することが難しく、廃業せざるを得なくなったと語る。
現在のところ販売区画のテナント料は値下げされておらず、減免の措置がとられなければ廃業する商店は今後も増えることが予想される。