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新型コロナウイルス感染症(COVID-19)予防国家指導委員会の2日午前6時の発表によると、ベトナム国内の市中感染による新型コロナの新規感染者は47日間連続でゼロ人となった。既に感染者のうち90%近くが回復済みで、収束に向けて着実に進んでいる。
国内の累計感染者数は328人で、このうち293人が回復済み。新型コロナによる死者は今のところ1人も出ていない。治療中の感染者は残すところ35人で、うち10人は2次検査で陰性、7人が1次検査で陰性判定を受けている。
直近で見つかった感染者は5月30日に確認されたベトナム人の男児(1歳)。この患者は5月13日にベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)のVN0062便でロシアから帰国。当初の検査では陰性だったが、その後に隔離施設で受けた検査で陽性となった。男児はハイズオン省熱帯病病院に入院中だが、容体は安定している。
現在、国内で隔離措置と健康観察を受けているのは7256人。隔離先は病院が23人、集中隔離施設が6301人、自宅または滞在先が932人となっている。
なお、国内で見つかった感染者の中で最も重症化している国内91人目の感染者(ベトナム航空の英国人パイロット)は、ホーチミン市チョーライ病院に入院中だが、肺機能に改善が見られ、回復に向かっているという。