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ハノイ市では、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者のうち66.6%が無症状で、検査をして初めて陽性と判明したという。このほど開かれたCOVID-19予防指導委員会会議で、同市保健局グエン・カック・ヒエン局長が明らかにした。
市内では最近、3月にバックマイ病院を訪れたことのある人の感染が確認されているほか、同市メーリン郡メーリン村ハロイ村の関係者でも感染確認が続いており、感染経路不明や無症状の感染者を介した感染拡大が危惧されている。
同市はハロイ村の住民のうち1万1847人に検査を実施し、5人の感染が確認された。また、同村の隣のリエウチー村でも1834人に検査をしたが、全員が陰性だった。このほか、メーリン花市場の関係者783人を自宅隔離としている。
しかし、現時点で検体を集められていない区や郡もまだ多いため、コミュニティ内での集団感染が発生しないよう検査を実施することが急務となっている。
同市の感染者数は16日時点で累計122人、うち同日までに92人が完治・退院している。