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ホーチミン市ではこのところ、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大防止に向けた当局の取り締まりが厳しくなっている。8日には、公園で飲食していた者、自宅や会社の前でマスクをせずに座っていた者に罰金処分が科された。
同市10区12街区人民委員会は8日夜、管轄地区のパトロールを実施して、公共の場でのマスク非着用や3人以上の集まりを摘発した。スーバンハン(Su Van Hanh)通りでは、電子契約によるバイクタクシーのドライバー約20人が集まっているのを発見し、マスクをしていない9人に、それぞれ罰金20万VND(約935円)の行政処分を下した。
この他、地元メディアによると、公園で飲食していた者、自宅や会社の前でマスクなしで座っていた者らも同様に摘発されて罰金処分となった。当局のこうした厳しい対応に、処分を受けた人々は一様にショックを受けた様子だったという。
同街区人民委員会のグエン・ホン・フォン副主席は、「今回処分したケースは、いずれも規定違反に該当する。市民は外出する際、必ずマスクを着用しなければならない。厳格な処分は抑止力となるために必要なことだ」と述べた。