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携帯通信最大手の国防省傘下ベトナム軍隊工業通信グループ(ベトテル=Viettel)は2日、インターネット契約者全員に対し、追加料金なしで通信量を既存契約の2倍に増やしたと明らかにした。
同社がこの措置を講じた背景には、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が拡大する中でオンライン学習や自宅勤務の需要が急増していることがある。同措置は流行の終息が発表されるまで適用される。
ベトテルはさらに、医療関係者や軍、公安、隔離施設でのボランティア要員など新型コロナウイルス感染症の対策に従事する人々に対し、60GB/月の通信量を無料で提供するほか、ベトテル契約者への20分未満の通話を全て無料とし、ベトテル契約者以外への通話も1か月に50分まで無料とする。
集中隔離施設に収容されている人々については、14日間のプランを提供する。このプランでは3GB/14日間の通信量を無料で提供するほか、ベトテル契約者への20分未満の通話を全て無料とする。
また、ローミング契約者からのベトナム国民保護ホットライン<+84 981 848 484>、新型コロナウイルス感染症対応ホットライン<1900 9095>への通話料金も無料とする。
なお、ベトナム郵便通信グループ(Vietnam Posts and Telecommunications Group=VNPT)傘下のビナフォン(Vinaphone)も1日から、新型コロナウイルス感染症対策に従事する人々と集中隔離施設に収容されている人々に対し、サービス料金を無料とするキャンペーンを実施している。