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新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策の一環として、交通運輸省は29日、3月30日午前0時から4月15日まで、ハノイ市とホーチミン市の2大都市を発着する9人乗り以上の車両およびチャーター車両の運行を禁止すると発表した。
ハノイ市またはホーチミン市を発着する車両を特別に運行する必要が生じた場合、省・市の交通運輸局は交通運輸省傘下道路総局に報告し、個別に許可を得なければならない。
ハノイ市またはホーチミン市を発着する固定ルートの長距離バスについては、定員を通常の50%まで、かつ乗客数を20人までとし、輸送業者各社が1日に運行できる本数も以下の通り制限する。
◇全長100km未満の路線:2本まで
◇全長100km以上の路線:1本まで
鉄道についても3月30日午前0時から4月15日まで、南北統一鉄道(ハノイ~ホーチミン間)の1日の運行本数を往復4本までとし、地方鉄道の運行を禁止する。増便の必要が生じた場合、鉄道局から個別に許可を得なければならない。
ただし、旅客を輸送しない車両および列車については、運行を制限しない。
なお、ホーチミン市交通運輸局は3月28日から4月15日まで、路線バス54路線の運行を一時停止し、市内の路線バスの運行本数を約半分に減らすと発表した。一方、ハノイ市の路線バスを運行するハノイ運輸総公社(Transerco=トランセルコ)も27日夕方、同期間に市内の路線バスの運行を一時停止すると発表した。