(C) ZING 写真の拡大. |
ベトナム保健省は26日朝、国内で新たに7人が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の検査で陽性判定を受けたことを明らかにした。新規感染者が見つかったのはホーチミン市で4人、ハノイ市で2人、北中部地方ゲアン省で1人の計7人。これで、ベトナム国内の感染者は148人に増加した。
26日朝に発表された新規感染者7人の概要は以下の通り。
◇142人目の感染者(男性・26歳):ホーチミン市ビンチャイン郡在住。米国に留学中のベトナム人。米国・テキサスから台湾経由で10日にホーチミン市到着(BR395便)。帰国後、同市ビンザン病院や在ホーチミン市米国総領事館などを訪問。
◇143人目の感染者(女性・58歳):ホーチミン市タンフー区在住の南アフリカ人。米国・シアトルから台湾経由で21日にホーチミン市到着(BR395便)。
◇144人目の感染者(男性・22歳):ホーチミン市フーニュアン区在住のベトナム人。英国から3月22日に帰国(VN50便)。
◇145人目の感染者(男性・34歳):ホーチミン市タンフー区在住のベトナム人ネイリスト。3月22日に帰国(VN50便)。
◇146人目の感染者(女性・17歳):ゲアン省ギーロック郡在住のベトナム人。3月20日にタイから帰国。これ以前に中部沿岸地方ダナン市で後に陽性判定となった患者と接触。
◇147人目の感染者(男性・19歳):ハノイ市カウザイ区在住のベトナム人。留学先の英国から帰国。VN54便でハノイ市に到着。
◇148人目の感染者(男性・58歳):フランス人旅行者。3月12日にベトナム入国(VN18便)し19日までハノイ市内の各所を回った。
国内では24時間で新たに14人の感染者が見つかっている。このうち、10人はベトナム入国後に即隔離、1人は患者から感染したとみられる医師。この11例は市中で感染を広げる恐れはないが、残る3例については、その危険性がある。
これまでに確認されている医療関係者の感染者は、ハノイ市中央熱帯病病院の医師2人と同市バックマイ病院の看護師2人の計4人。このうち、医師2人は患者から感染した可能性が高いとされる。なお、保健省は、バックマイ病院が院内クラスターになる可能性があるとして、院内のスタッフおよび入院患者や見舞いに来た親族、直近14日間に外来受診した患者ら5000人余りを検査することを決定した。