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大型クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」の艦内で新型コロナウイルス(nCoV)の集団感染が発生して、これまでに約130人の感染者が見つかり、国際的なニュースとなっている。同船舶は、1月末にベトナムを訪問し、北中部地方トゥアティエン・フエ省のチャンマイ港(cang Chan May)と東北部地方クアンニン省のハロン湾に寄港している。
ベトナム運輸省海事局によると、ダイヤモンド・プリンセス号は1月末、3742人(乗員1050人、乗客2692人)を乗せてチャンマイ港およびハロン湾のホンガイ港(cang Hon Gai)に寄港した。
トゥアティエン・フエ省人民委員会の報告では、ダイヤモンド・プリンセス号は1月27日にチャンマイ港を訪れており、約300人が下船してツアーに参加。ツアー客は、フエ市とホイアン市(南中部沿岸地方クアンナム省)を観光して買い物などを楽しんだ。ツアー客らは事前に健康チェックを受けており、体調不良を訴える者はいなかったという。
ダイヤモンド・プリンセス号はその後、1月28日にハロン湾を訪れており、ここでは約2500人(国籍:ベトナム、シンガポール、マレーシア、インドネシア、タイ、ブルネイ、中国、香港(中国)、日本)が下船してハロン市内などを観光した。因みに、ハロン国際湾では、テト(旧正月)明けに受け入れた最初のクルーズ船がダイヤモンド・プリンセス号だった。
最終更新:2020年2月10日14:40JST