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メコンデルタ地方ティエンザン省チャウタイン郡タムヒエップ村(xa Tam Hiep, huyen Chau Thanh)にある薬物更生施設で20日午前10時ごろ、同施設に収容されている麻薬中毒者116人が外部へ集団脱走し、約100人もの警察官が出動して周囲は一時騒然となった。
116人は、労働作業中に門に集まり外部へ脱走。棒などで武装し、地元住民のバイクや服を奪いながら四散して逃走した。
警察はホーチミン~チュンルオン間高速道路や国道1号線など周辺の各ルートに人員を配置し、午後1時半ごろまでに50人以上を薬物更生施設に連れ戻した。
同施設には約650人の麻薬中毒者が収容されている。収容者らは、薬物治療に加えて職業訓練、道徳や法律、人格と行動の更生などの教育を受けている。
同施設では、2018年8月にも収容者が施設の壁や門を破壊し、外部へ集団脱走する事件が発生している。この時の脱走の原因は、朝食の時間が通常より10分早くなったことに対する不満からだという。