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ホーチミン市第1小児病院で2日、生後1か月半の結合双生児の分離手術が行われた。3時間15分にわたる手術の末に、赤ちゃん2人は無事に分離された。2人は肝臓がつながっていた。
手術を受けたのは、南中部沿岸地方クアンナム省出身の女性から産まれた結合双生児で、体重は2人合わせて7.9kg。腹部が結合し肝臓がつながっていたが、消化器や心臓、泌尿器などは完全に独立している。
女性はこれに先立ち、同市ツーズー産婦人科病院で超音波検査を受けたところ、胎児が結合双生児であることがわかった。以来、ツーズー産婦人科病院とホーチミン市第1小児病院の両院で継続的に検査を受けていた。
赤ちゃん2人はツーズー産婦人科病院で帝王切開により産まれ、直後に第1小児病院に転送された。第1小児病院は家族の心理的な負担なども考慮した上で、赤ちゃんが生後1か月半を迎えた時点で分離手術に踏み切った。