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韓国慶尚北道奉化(キョンサンブクド・ポンファ)郡が、ベトナムの李(リー)朝(1009~1225年)とゆかりある忠孝堂(チュンヒョダン)の周辺地域で「ベトナムタウン」の造成を推進している。2020年から24年まで、約422億ウォン(約38億円)を投じて公園や宿泊・教育施設などを建てる計画となっている。
忠孝堂と李朝の関係を知るには、陳(チャン)朝(1225~1400年)により李朝が滅ぼされた際、高麗へ亡命したというリー・ロン・トゥオン(李龍祥=Ly Long Tuong)の時代にさかのぼる必要がある。
李龍祥は高麗で当時の王、高宗(コジョン)から土地と花山君(ファサングン)との名を下賜され、2015年時点で韓国に約1237人いるといわれる氏族、花山李氏の始祖となった。
忠孝堂は文禄・慶長の役の際に18歳で戦死した13代李長発(イ・チャンバル)の忠節をたたえ、18世紀に花山李氏により建てられた。建物の外観は朝鮮時代の建築様式だが、壁面に彫られたハスの文様がベトナムを物語っている。
そんな忠孝堂周辺に作るベトナムタウン造成は現時点で予算が不足気味と言われるなど課題も残す。それでも子孫たちの期待は大きい。忠孝堂の隣に住む子孫は「ベトナムタウンが1日も早く完成し、韓越間の友好の懸け橋になってくれたら」と話している。