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ホーチミン市人民委員会は8月29日、財政省に対して債権回収代行業を禁止事業リストに加えることを政府に提案するよう求めた。
この背景には、同市で裏社会の人間を雇っての債権回収代行が横行していることがある。中でもフォー専門店「フォーホアパスター(Pho Hoa Pasteur)」(260C Pasteur St., Dist.3, HCMC)で7月に発生した襲撃事件は記憶に新しい。この店は、地元住民と外国人観光客の間で非常に人気があるため、多くのメディアが報じて世間の注目を集めた。
この事件は、取り立て屋の男たちが複数回にわたって店内にペンキやマムトム(エビの発酵塩辛)を投げ込むなどの迷惑行為を働き、店主を脅迫したというもの。
なお、ホーチミン市では2019年から債権回収代行業者の取り締まりを強化している。これにより、債権回収代行業者の数は2019年年初時点の99社から3月末時点で45社にまで減少した。