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メコンデルタ地方キエンザン省フーコック島では連日大雨が続いており、至る所で冠水被害が発生している。南部地域水文気象台によると、8月最初の10日間における同島の平均降水量は143.9mmであるのに対し、2019年8月は9日までの時点で約8倍に相当する1120mmに達した。
フーコック島当局の統計資料を見てみると、過去にも24時間降水量が200mm以上を観測したことがあり、◇1990年8月17日:248.9mm、◇2000年8月6日:200.3mm、◇1997年8月22日:327mmをそれぞれ観測している。
2019年の8月8日19時から9日13時までに326mmを観測。南部地域水文気象台によると、フーコック島の雨は降り続いており、このままいくと、同島における観測史上最大の24時間降水量を更新するのは確実とみられている。
今回の冠水被害では、多くの地域で水位1~2mの冠水。フーコック郡人民委員会によると、9日の時点で4418世帯が浸水したという。