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ホーチミン市人民裁判所は15日、外国人が関与した高級買春ルートを率いていたとして売春仲介罪に問われていたロシア国籍のプロコフェバ・エレナ(Prokofeva Elena)被告(女・28歳、同市2区在住)に禁固3年の判決を言い渡した。
起訴状によると、同被告はベトナムに入国してベトナム全土を旅行する中で、多くの外国人やベトナム人とのコネクションを形成。自分の「人脈」を活かしてインターネットなどで客を集め、多数の外国人女性を売春婦として斡旋したほか、「商品」を確保するため、交通費や宿泊費などを支給してロシアとウクライナから女性たちを招聘していた。
一般的な売春サービスのほか、売春婦が同伴する高級サービス「売春ツアー」も催行していた。料金のうち50%が売春婦の報酬となり、残る50%が同被告の取り分となっていた。同被告が得ていた1回当たりの仲介料金は1500万VND(約7万1000円)で、摘発までに1億5000万VND(約71万円)を稼いでいたとされる。
同被告は罪状を認めて反省を示したものの、「刑事法に触れるとは知らなかった」と主張。裁判所は、初犯であることを考慮した上で、禁固3年の判決を下した。