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ホーチミン市人民委員会はこのほど、家庭ごみの分類に関する規定を公布した。それによると、ホーチミン市民は2019年6月1日から家庭ごみを捨てる際の分類が義務付けられることになった。
個人および世帯は今後、ごみを廃棄する際、◇有機ごみ(残飯、枝葉、葉野菜、根菜、動物の死骸)、◇リサイクルごみ(紙、プラスチック、金属、ゴム、ビニール、ガラス)、◇その他のごみ(有害廃棄物を除く)の3種類に分類しなければならない。
分類後は、ごみの種類が分かるように内容物の記載をして、種類毎にそれぞれ別のビニール袋または設置されたごみ箱に入れて廃棄する。袋と箱は、いずれも防水性があって長持ちし、廃棄するごみの量に適したものとする。また、ごみの臭いが広がらないように密封したものでなければならない。なお、市はごみを入れる袋として、分解が難しい従来のビニール袋ではなく、環境にやさしいタイプのビニール袋の使用を推奨している。
個人および組織が使用権を持つ土地で、ごみや残留物で悪臭が発生して自治体などからクレームがあった場合、当該地の使用権を持つ個人および組織は24時間以内に対応を取らなければならず、必要なら消臭作業を行うものとする。24時間を過ぎても対応しない場合は処罰対象となる。
ごみ回収の頻度については、人口の多い居住区や工業団地、輸出加工区では1日1回以上。人口が少ない地区については、1~2日に1回と規定している。