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紅河デルタ地方ハイズオン省で12日、「ロボコンベトナム2019(Robocon Vietnam 2019)」の決勝が行われ、強豪校であるラックホン大学(東南部地方ドンナイ省)のチーム「LH-WAO」が優勝を果たした。
これにより、LH-WAO チームは8月にモンゴルで開催される「ABUアジア・太平洋ロボットコンテスト(ABUロボコン=ABU Asia-Pacific Robot Contest)」への出場権を得た。さらに、優勝カップと賞状、賞金1400USD(約15万5000円)を受け取った。
「コミュニケーションロボット」が競技テーマの今大会、32チームの中から勝ち上がった8チームが決勝に挑み、フンイエン技術師範大学(紅河デルタ地方フンイエン省)のチーム「SKH3」が2位、ハノイ工業大学のチーム「SAO DO LEGEND DCN」と「DT3」が3位となった。
優勝したLH-WAOチームの代表は、「8月のABUロボコンで栄光を持ち帰ることができるよう、ロボットがより速く、より安定して動くように改善していく」とコメントした。
これまでの大会では、ロボットはタイヤで動かすことになっていたため設計と制作もさほど難しくなかったが、今年は4本脚で動かさなければならず、脚を上げたり着地したりというリズムの設計が加わったほか、脚のほうがタイヤよりも安定しないなど、難易度が増した。
2018年のABUロボコンはベトナムの紅河デルタ地方ニンビン省で開催され、ベトナム代表として出場したラックホン大学が2年連続・3度目の優勝を果たした。ABUロボコンでベトナム代表が優勝したのはこれが通算7度目となった。