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ホーチミン市警察環境犯罪防止警察局は11日未明、同市8区ベンルック住宅区にある食品工場の立ち入り検査を実施し、出所不明の化学薬品に浸けられた蓮の茎とバナナの花の千切り合わせて2tを発見した。
同工場は女性オーナーが運営するもので、3つの場所に分かれており、うち1か所では蓮の茎1t近くが酢酸に浸けられていた。
近くにある別の2か所では、バナナの花の千切り500kgと200kgがそれぞれ漂白剤およびホウ砂とみられる化学薬品に浸けられていた。
さらに警察は、3か所で合わせて漂白剤200kg、ホウ砂5kg、酢酸100kgを押収した。いずれも人間の食用には使えない化学薬品だった。
オーナーは、各省・市の卸売市場や小売市場、食堂に出荷する前に蓮の茎とバナナの花の千切りを適量の化学薬品に浸けていたと話している。警察は同工場にあった全ての食品と化学薬品を押収し、さらなる捜査を進めている。