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紅河デルタ地方フンイエン省キムドン郡ルオンバン町で3日に7歳の男児が大家の飼い犬の群れに襲われて死亡した事件で、同郡警察は4日、飼い主と近隣住民の立会いのもと、獣医機関と協力して男児を襲った犬7頭を捕獲した。
この事件は、帰宅途中だった男児が人気のない道路で犬の群れに襲われ、首や頭部、腹部を噛まれて出血多量で死亡したもの。男児を助けようと犬を追い払った住民は、「(犬は)狼のように(男児に)襲いかかっていた。追い払うのに5分もかかってしまった」と証言している。
男児の家族が住む家の大家で、男児を襲った犬の飼い主であるL・T・Aさんは全部で9頭の犬を飼っていた。Aさんは「犬が餌としていつも生肉を食べていたため人間を襲った」と噂されていることについて、これを否定している。
一方、地元住民によると、Aさんの飼い犬は放し飼いでしばしば住民や家畜を襲っていたという。これについてもAさんは「聞いたことがない」とした上で、「しかしこのような事件が起きてしまった今、誰が何を言っても受け入れるしかない」と話した。
この事件をめぐって同郡警察は捜査を進めている。捜査結果によっては刑事事件として立件する可能性もある。
法律関係者によると、飼い主が首輪やリードを使用せず、飼い犬が人を襲って死に至らせたことは刑事法に触れると見られる。この場合の量刑は最大7年と規定されている。