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ハノイ市ザーラム郡でこのほど、アフリカ豚コレラ(ASF)が確認された。ハノイ市で感染が確認されたのは、◇ロンビエン区、◇ドンアイン郡、◇ホアンマイ区に続いてザーラム郡が4か所目となる。
感染が確認されたのは、ザーラム郡ズオンクアン村ビンチュー村落の養豚農家で、29頭の豚を飼育していた。ハノイ市の獣医当局は、来週初めにも感染の検査・発見のために検疫チームを発足する予定だ。
西北部地方ホアビン省および東北部地方タイグエン省でも7日までにASFの感染が確認された。感染が確認されたホアビン省ルオンソン郡ホップタイン村にある養豚農家では、15頭の豚を飼育していた。
ASFの感染が確認された各地元当局は、ASFに感染した豚を殺処分し、養豚施設とその周辺の消毒を行った。
これに先立ち、◇フンイエン省(紅河デルタ地方)、◇タイビン省(同)、◇ハイフォン市(同)、◇タインホア省(北中部地方)、◇ハノイ市、◇ハイズオン省(紅河デルタ地方)、◇ハナム省(同)、◇ディエンビエン省(西北部地方)の8省・市でもASFが確認されており、ホアビン省とタイグエン省を合わせて全国での感染確認は10省・市となった。
グエン・スアン・フック首相は4日、オンライン会議を主催し、農業農村開発省および全国63省・市の地方自治体に対して、ASFの流行拡大の防止策を早急に講じるよう求めている。