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紅河デルタ地方ハイズオン省チーリン市バックアン村のバックアン小学校で4日、同校の小学生44人が粉末のパイプ洗浄剤を誤飲し、中毒症状を起こして入院するという事故が発生した。
同日午前の休み時間、校庭に停められた教員のバイクに粉末のパイプ洗浄剤が入った4つの袋がかけられているのを5年生の生徒が見つけ、食べ物だと思い口に入れた。さらにこの生徒は同級生や下級生たちにも分けて食べさせた。しかし、口に入れた直後に全員が中毒症状を起こした。
このパイプ洗浄剤は、バイクの持ち主である教員が出勤前に購入し、勤務が終わってから自宅に持ち帰って浄化槽の洗浄に使用しようとしていたものだった。生徒の話によると、袋には外国語が書かれていたためそれが何かわからず、タイのミルクティーの粉末かカルシウムの粉末だと思ったという。
生徒らはすぐに病院へ救急搬送されたため、命に別状はなかった。2日間の入院治療を経て、粉末を飲み込んだ2人を除く全員が6日までに退院した。残る2人は食道と胃に潰瘍を起こしているため、引き続き入院して治療を受けている。