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グエン・ゴック・ティエン文化スポーツ観光相は11日、芸術公演に関する2本の政令の改正について政府の同意を得られたと発表した。南ベトナムが解放された1975年以前に創作された歌曲は、国内での上演や流通に当たって事前に当局の許可が必要だが、許可制度を廃止する方向で政令が改正される見込みだ。
文化スポーツ観光省は改正の理由として、1975年以前の歌曲が作者の個人財産で、大半が健全な内容であることを挙げている。ただし、作品の内容が反動的・反国家的で、団体や個人を中傷している場合は、当局が介入し上演・流通を阻止するとしている。
同省芸術公演局によると、新政令は歌曲の創作年が1975年以前か以後かで区別せず、規定に違反していない全ての歌曲を当局の許可を得ることなく自由に上演・流通できる方向でまとめられる。内容に規定違反のある歌曲を使用した組織や個人は、処罰を受けることになる。
1975年以前の歌曲の許可制については、2017年になって芸術公演局がベトナム国歌の「進軍歌(Tien Quan Ca)」を含め、国民に既に広く浸透している多くの歌曲に流通許可を出したことが問題視され、国会で議論になった。