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ベトナム商工会議所(VCCI)は8日、2018年の税関手続きに対する企業の満足度調査の結果を発表した。調査結果によると、税関手続きに対する企業の満足度は前回の2015年の調査結果と比べて大きく改善している。
この調査は、VCCIが米国国際開発庁(USAID)および税関総局と協力し、全国で各事業を展開している企業3000社余りを対象として実施したもの。
この中で、賄賂などの「非公式費用」を支払っているかという質問に対し、回答した企業のうち「支払っている」と答えたのは18%で、前回調査時の28%から改善した。この比率は、2012年が57%、2013年が49%だった。
また、「非公式費用を支払わなければ手続きの際に不当な差別的扱いを受ける」と答えた企業は15%で、2015年の31%から改善している。
企業がアクセスする税関手続きに関する情報の質については、回答した企業の91%が「税関当局の提供する情報は統一されている」と答えた。また、90%が「情報を見つけやすい」と回答した。2015年の調査結果では、それぞれ77%、81%だった。
このほか、回答した企業の85%が、税関手続きで困難が生じた際に税関当局のサポートを求めると答えた。さらに、「税関当局のサポートは迅速/非常に迅速」と回答したのは79%、「「税関当局のサポートは効率的/非常に効率的」と回答したのは84%に上った。
税関当局は、引き続き企業の輸出入活動に有利となる行政手続きの改革および近代化を進め、企業をサポートするとともに税関分野での国際競争力の向上を目指すという。