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観光総局はこのほど、地方自治体に「0VNDツアー」の監視を強化するよう要請した。
この「0VNDツアー」とは、海外の旅行会社が外国人観光客(主に中国人観光客)を対象として、料金を非常に低い水準に設定したツアーのこと。「0VNDツアー」を利用する外国人観光客は、外国人観光者全体の約3割を占める。
「0VNDツアー」では、ベトナムの旅行会社と結託し、質の悪い食堂や宿泊施設を利用させ、その費用を補填し利益を得るために客を取引先のぼったくり店舗に連れ出すケースが多い。これは外国人観光客の権利を侵害し、ベトナムのイメージダウンにも繋がると見られている。
観光総局は、「0VNDツアー」がベトナム観光業界にも貢献しているとの認識を示した上で、これを無くすのではなく、地方自治体に対して監視を強化するよう要請した。