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チュオン・ミン・トゥアン情報通信相はこのほど開かれた同省の会議で、インターネット検索大手の米グーグル(Google)が6月末までに動画共有サービス「ユーチューブ(YouTube)」から、ベトナム共産党の政策を歪めて国の政治体制を誹謗中傷するなどベトナムの法律に反したビデオクリップ7800本中6700本を削除したことを明らかにした。
このうち、約300本近くが台湾プラスチックグループ(フォルモサ・プラスチック・グループ=Formosa Plastics Group)傘下のフォルモサ・ハティン・スチール(Formosa Ha Tinh Steel Corporation=FHS)が2016年4月に北中部地方沿岸一帯で引き起こした魚の大量死事故に便乗して、国の政治体制や政府などを誹謗中傷し、多党制を主張する内容のものだった。
ユーチューブ上の6チャンネルも同様の理由により完全にブロックされた。また、フェイスブック(Facebook)もこれまでにベトナムの法律に反するリンク5500件中1000件、偽造アカウント107件、ベトナム共産党などを誹謗中傷するアカウント137件を削除した。