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ホーチミン市の多くの地区では、テト(旧正月)明けに学生や労働者向けの長屋住宅の家賃が値上がりしている。値上げ後の家賃は、面積20~25m2で1か月当たり70万~100万VND(約3410~4880円)が相場になっているようだ。
大学生のティンさんは、テトで里帰りしホーチミン市に戻った際に大屋から家賃の値上げを通告された。高くて払えないと別の部屋を探しているが、いまだに希望する部屋を見つけることができず、勉学に影響が出始めている。
ゴーバップ区やトゥードゥック区、ビンタイン区などで、多くの大学生がティンさんと同じ境遇に陥り、窮屈な狭い部屋で我慢するか、大学から遠い郊外に住むかを余儀なくされている。
学生や労働者が多く暮らすトゥードゥック区では、区の労働連盟が関連機関と合同で長屋住宅を回り、大屋に家賃を引き上げないよう要請したほか、各街区の人民委員会に長屋住宅の空室状況と大屋の連絡先を掲示するなどの支援策を講じている。
8区で不動産業を営むグエン・テー・チン社長によると、長屋住宅はテト後に値上げされる場合が多いため、長期契約をするなど借りる側で対策を取る必要があるという。