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ホーチミン市消防警察局によると、同市では2017年に1007件の火災が発生し、26人が死亡、44人が負傷した。火災発生件数は前年比で▲48.6%減少したが、火災による死者の数は同+17人増と3倍に急増した。
火災による損害額は925億VND(約4億4900万円)に上る。火災の原因は55%近くが電気のトラブルによるもので、爆発は起きていない。
同局は2017年に、1万2267件の違反を検査・発見し、1万0939件の行政違反届を出したほか、計89億4000万VND(約4300万円)の罰金を科し、2か所の工場を活動停止とした。
同局によると、住宅地において住まいと店舗を兼用している世帯で消防の安全性が確保されていないケースが多い。2017年に発生した火災のうち37.7%が住宅地におけるもので、22人が死亡、28人が負傷している。
また、多くの企業が火災予防や救難救助に注意を払っておらず、一部の高層マンションでは防火設備検査を受けていないにもかかわらず入居を認めるなどしており、危険性が高いという。
同局は市民に対して、テト(旧正月)の時期の火災発生に注意を呼びかけている。