北部・中部・南部の労働者5000人を対象としたベトナム労働総連盟のアンケート結果によると、労働者の90%が定年退職年齢の現状維持を希望しているという。現行規定では、定年退職年齢は男性60歳、女性55歳と定められている。
ベトナムでは定年退職年齢の引き上げについて以前から議論がなされており、現在検討中の労働法改正案には現行の男性60歳、女性55歳を維持する案と、男性を62歳、女性を60歳に引き上げる案の2つの案が併記されている。同改正案は今年の国会で審議される予定だったが、先送りされている。