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ここ2~3年の間に、ホーチミン市ビンタイン区に新たな日本人街が誕生し、多くの在住日本人が集まるスポットとなっている。
ホーチミン市の日本人街といえば、「リトルトーキョー」とも呼ばれる1区のレタントン(Le Thanh Ton)通りとタイバンルン(Thai Van Lung)通り、ゴーバンナム(Ngo Van Nam)通りがすぐに思い浮かぶだろう。
レタントン通りを中心とする日本人街には、日本の文化を特徴づけるレストランやカフェ、ホテルなどが建ち並んでいる。
レタントン通りに続く第2の日本人街は、1区中心部から約3km離れたビンタイン区のファンビッチャン(Pham Viet Chanh)通りだ。この通りはマンションに囲まれた小さな通りで、かつてはほとんど知られていなかった。
この通りには、日本語と英語の看板を掲げたレストランやクリーニング店、貸し部屋、スーパーなどが並んでいる。この通りに日本人が集まるようになったのはここ2年ほどのことで、1区から引っ越してくるケースが多いという。1区よりも貸し部屋の賃料が安く面積も広いほか、1区への通勤もしやすいことなどが利点だ。
この通りに店を構える日本人経営のたこ焼き店では、3個2万VND(約97円)、6個3万VND(約150円)と手ごろな価格でたこ焼きを提供しており、日本人だけでなくベトナム人からも人気を集めている。店では、ホーチミン市内の大学の日本語学科に通う大学生がアルバイトスタッフとして働いている。
在住日本人が増える中、日本の文化を体験できるここファンビッチャン通りも第2の日本人街としてさらに発展していきそうだ。